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女性産褥排尿日誌 Web アプリ

産褥期における排尿日誌の重要性

・産後に下部尿路症状から骨盤底障害を早めに見つけたい.
・産後は育児が大変なので排尿日誌の記入は手書きでさっと済ませたい.

背景:

・排尿サイクルや下部尿路機能の評価には,排尿日誌が活用される.
・日誌には排尿した時刻,尿量,尿失禁の有無や尿意などが記録される.
・日誌はその都度手書きで行われており,デジタルデータとしての活用は十分ではない.関連して研究のためのデータの蓄積,集約も進まない.

課題:

・データ化のためにスマホのフリック入力やタブレット入力による方法,あるいは尿量重量記録機器なども開発されつつある.
・ただ,置き換えは進んでおらず,当分の間は紙の利用が続くと考えられる.そもそも排尿量以外に漏れ量(おむつ重量差分等)も測ることがあるうえ,尿意や切迫感など計測自体が困難な情報も記録する.
・医師が排尿日誌をつけることは少ないが,入院中に助産師や看護師がつけたり,あるいはもちろん産褥女性本人が病院や退院後の家庭でつけたりする話を聞くと,スマホでのタッチ入力やPCでのキー入力は実際しようとすると極めて煩わしいとのこと.
・音声による入力,すなわちしゃべっての音声認識にも可能性があり有望だが,正しく認識されたかその場で即時確認する方法の開発も必要となる.紙や画面の場合は表の形で入力を促すことができて列があり列の名前があって何を入れれば良いかすぐ思い出せるのに,音声の場合はそうはいかず必須項目については入力を音声で促したり,必須でない項目は入れ忘れなのかその時は入れる内容が無いのかといった確認をしたりするインタフェース設計が必要となる.
・紙ベースの日誌の簡潔なオペレーションや,ぱっと見てとれる一覧性の良さに勝てない.
・手書きから下部尿路機能評価に必要な指標へ転換する手間・時間の課題は解決したい.
・排尿日誌を産褥女性がつけることは,自身の下部尿路機能や状態の理解の教育の意義もあり,過去の時刻や日の記録を一瞥で見られることにも意味がある.

解決アプローチと開発内容:

・紙中心のふだんのオペレーションを大きく変えずに,日々行われている日誌記録のデジタル化を,文字認識技術と文書文脈の機械学習に基づく内容認識技術というAI(人工知能)を活用したシステムとして実現する.
・具体的には,手書きの日誌をスマートフォンカメラやスキャナで画像化し,それをAI認識により表形式デジタルデータに変換するシステムを開発した.

手書き排尿日誌をスマホで撮影
WebアプリでのAI認識結果

女性産褥排尿日誌 Web アプリ FCDiary の試し方 (2023-08-01〜2023-08-31の間)

このページの日誌サンプル,あるいはテンプレートへ御自身で書き込んで,お試しください.Webアプリ内でのカメラ撮影も可能です.なお試用版では排便日誌部分の読み取りは行っていません.

①WebアプリをスマホやPC, Tabletで起動(URL: https://fcdiary.tmorilab.net/ かQRコードにアクセス)
②患者ID 4桁を入力(1173 などと適当にでOk)
③日付を入力(2021/12/2 などと適当にでOk)
④Browse Files をクリック
 (「写真を撮る」を選びカメラ撮影するか,「ライブラリ」であらかじめ撮った画像を選択.)
⑤10秒程度待つと認識されるので, スクロールして確認してみて下さい(下方に夜間多尿指数NPiなど指標値も出ます)

https://fcdiary.tmorilab.net/
FCDiary ウェブアプリのQRコード
(bit.ly経由でページが開きます)

女性産褥排尿日誌の例
(この画像を保存して試していただけます.)

fcdsample2

女性産褥排尿日誌のテンプレート

産褥排尿日誌テンプレート
(時刻や排尿量やもれや尿意,メモの記入例を作成してWebアプリをお試しください.)

問い合わせ先:

東京理科大学 先進工学部 機能デザイン工学科 森研究室(森 武俊 教授)

E-mail: staff _at_ tmorilab.net